俺のその言葉に、 さっきまで顔を赤くしていた女の子は蒼くなった。 そして、目に涙を溜めて…。 「ヒドイ!最低っ!!」 背を向け、走り出す。 あぁ、お決まりのパターン。 女って、みんな同じ生き物なワケ? 行動が同じすぎて、もはや有り得ないだろ。 「はぁ…」 無意識にため息が零れた。 女って面倒だ、なんて思いながら、自分の教室に向けて足を進めた。