好きと言えない。―悪魔と恋―【完】

枝玲奈のiPodを、部屋に用意してあるスピーカーに繋げて、適当に音楽を聴いてた私たち。

アップテンポの曲が続いてたのに、急にバラードのような、静かなメロディーに変わった。

アロママッサージを指に施してると、歌詞が耳に入って来た。

結婚する親友への歌詞が、胸に染みて行く。

CMや有線で聴いた事があるのに、2人で居る時だと格別で。

思わず泣きそうになりながら、マッサージを続けた。



「ちゃんと言えてなかったね…」



「ん…?」



「おめでとう…ひまわり」



改めて言葉にされると、涙が溢れてしまった。