好きと言えない。―悪魔と恋―【完】




臨月を迎え、引っ越しを済ませた私たち。

毎日のように来る家族。

お兄ちゃんたちを煙たがりながらも、新しい生活をスタートさせた。

サロンスペースは、実家の私の部屋に移し、少しでも動くようにした。

でも、喫煙も可能になり、煙草を吸うお客様には、メリットのようだ。

さすがに、マスク着用と、空気清浄機は作動は許可を貰った。



「ひまわりも母親か。まさか私より先に!」



「枝玲奈も結婚すれば良いのに」



「私は25位で良いの」



「彼氏、30過ぎちゃうよ?」



出産前、最後のお客様は枝玲奈。

仕事柄、派手なネイルは出来ないから、ケアとクリアジェルで爪の強化だけだけど。