好きと言えない。―悪魔と恋―【完】




「同居?あの家族と?」



「お前の家族だろ;;」



「だとしても、何で急に」



体調が回復して1週間。

歩斗が晩酌中、テレビを消したと思えば、私の実家での同居を提案して来た。



「別に急ではない。ひまがマタニティーブルーで家出した時から考えてた。同居が嫌なら、正面にあるマンションでも良いから、お前に何かあっても、すぐ行き来が出来るようにしようって」



「…歩斗…」



まさかそんな事を考えてくれてるとは知らずに居た私は、嬉しさで言葉をなくした。

「ありがとう」としか伝えられないもどかしさを感じる中、同居はNGを出した。