好きと言えない。―悪魔と恋―【完】

「ここで点滴して、帰ると良い。しかし、しばらくはカキは控えた方が良いね。クセになりやすいから」



「はい…;;
ありがとうございました;;」



内科の先生に頭を下げ、看護師さんに点滴の針を打って貰うと、診断結果を聞いたらしいお母さんが代表でか、ムスッとしながら現れた。



「親を脅すのは止めなさい!」



「こればかりは…」



…仕方ないでしょ!;;

今まで食あたりなんてなった事もなくて。

生理痛しか経験がない私に、子宮と食あたりの痛みについてはわからない。



「あっ君。携帯が壊れてショップに行ってたみたい。すぐに迎えに来るからね」



…会いづらい;;

会社まで、繋けてしまったし;;