「先輩っ!」



「あ?」



「紙が詰まりました;;」



「いい加減、直せるようになれよ――ッ!!」



歩斗はボールペンを投げながら、立ち上がり、コピー機を弄る。

…怒られた…。

底辺を彷徨い始めた心。

それに気付いた歩斗は、ため息を吐き、私の頭を撫でた。

…何なのよ。

口元が緩んで行く。

嬉しくてニヤけちゃう。



「直った」



「ありがとう」



プライベートな私になってる為、小声でお礼を言った。

…今日も一緒に寝れたりするかな?

てか、寝たいんですけどッ!!