* * *

「グスッ、実里ぃ〜」

昼休みが終わり五時限目、あたしは親友の前で泣いていた。

自習なので先生は居らず、皆好きな事をして過ごしている。

「あー、もう。よしよし」

ずっとあたしの頭を撫で続けてくれている親友の実里。