「は、初めての……でっででデートなのに」
「ん?初めてのなに?聞こえなかった」
足を止めて紗夜の前に回って顔を覗き込んだ
「な、……なんでもない…です」
顔が真っ赤。
「なんでもなくないだろ?言って?」
気になる
「デー…「颯太ぁ♪」
紗夜の小さな可愛い声は俺の名前を呼ぶケバい女によってかき消され
ふざけんなっ!!
「こんなところで会うなんて運命じゃん!!」
そう言うと胸の谷間を強調した露出度の高い服で俺に抱き付いてきた
「運命じゃねぇよ、」
抱き付いてくんな、つーか誰だお前
「やめないしー 颯太も花火大会行くの??」
「関係ねぇだろ」

