「紗夜!まさかその格好で花火大会行かないよね!?」



私の部屋のベッドで雑誌を見ながらくつろいでいる真央は私の服装を見て目を見開いてビックリしている



「…え?この服装で行くけど?

おかしい?」




「お・か・し・いー!!

黒のTシャツに半ズボン!?

は?あり得ないから!!

浴衣はどーしたの!?」




スゴい勢いでベッドから飛び降りて真央が詰め寄って来た




「ゆ、浴衣?浴衣は持ってないよ、」




小学生の時に着た以来着てないし…




「……紗夜ぉ…お祭りって言ったら普通浴衣でしょ?」



そうだけど、



「持ってないもん…」



「だとしてももっと色気出さなきゃ!」