江戸ッ子娘が、貴方を刀で斬る!!






「ん………?」




うちはゆっくり目を開けて、あたりを見渡す。



あれ…?


お舟がいない?




うちは体を起こして、家中探し回った




「また来てな。」


お舟の声が微かに聞こえる



うちは声のする方に駆け寄った





(なんや…ずいぶん騒がしいな。)




「あっ……!!!!!」




お舟が店番しよる…!!



うちがせんから、一人で……?




「いらっしゃいませ。」



ニコニコ微笑みながら、何回も繰り返す



なんだか、お舟の背中が大きく見えた