「……約束する。絶対死んだりせんよ。アンタを残して死ねるわけないやろ」
「妃菜ちゃん……ありがとう」
「……礼なんていらんわ。礼は仇を取った時に言うてくれ」
「うん……わかった」
「……じゃああたしは行くわ」
「あっ妃菜ちゃん!!」
「……なんや」
「早く見つかると……いいね」
「……せやな」
関西弁女はそのまま屋上から出てきた。
相変わらず制服のポケットに手を突っ込んで歩いてる。
……たしかに後ろから見たらクールに見えるな。
まぁ結構細いから余計だな。
それにしてもアイツ、ほんとに正気か??
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