関西弁女に寄り添って関西弁女の頭を撫でる男を見て、ほんとに恋人みたいだと思った。
「……なぁ」
「なんだい??妃菜」
「……あたしは、兄ちゃんからちゃんと卒業できるんかな」
「え??」
「……あたしは兄ちゃんが死ぬまでずっと、兄ちゃんに頼りっぱなしやった。だからひとりじゃなんもできんのや」
「妃菜……」
「……正直あたしは、誰かに頼るのが怖いんや。誰かに頼って生きていくのがこんなに怖いモノやったんやってコト、兄ちゃんから死んでからわかったんや」
「……妃菜。もういいよ」
「あたしは……あたしはもうどうしたらええんかわからんのや」



