「あっ空哉!!」 「……ゲッ」 「今帰りか??なら一緒に帰ろうぜ」 「……ああ」 たまにはコイツとも帰ってやるか。 うぜぇけどなんだかんだ言っていいヤツだしな。 「えっ、いいの??」 「なんだよ。お前が一緒に帰ろうって言ったんだろうが」 「いや、そうだけどさ……まさか一緒に帰ってくれるとか思ってなかったなかったよ」 「たまにはな」 「空哉ってほんといいヤツだな。感謝するぜ」 「そりゃどうも」 そして通学路の公園を通りかかったオレは、あるものを目にした。 ……ん?? 「……あれって」