「空哉〜」 「うぜぇから離れろ。くっつくな」 「ヒドイ空哉!!」 「……勝手に言ってろ」 「おい!!どこ行くんだよ!?」 「……授業サボる」 「おい空哉ぁ!!」 ……うぜぇ。 アイツマジうぜぇ。 その日オレは授業を受けるコトなく、屋上のコンクリートにねっころがりながら一日を過ごしていた。 そして気づいたら、寝てしまったみたいだった。 「……あーあ」 結局寝ちまったな。 「……5時半か」 よくそんなに寝たな、オレ。 つくづく関心するぜ、自分に。 ……なんてな。