私たち何でもアリの何でも屋です!



***


「「ごちそうさまでした」」


私たちは夕食を終えて、
夜の依頼書に目を通した。


「今日は…
〇〇地区周辺ね。

そのあとに△△地区。」


『夜の依頼』…

それは簡単に言うとアヤカシ退治。私たちが町の人たちに嫌われているもう一つの理由。


「〇〇地区なんかにアヤカシはいんのか?

あそこの近くは神社が多いから普通は少ねぇはずだぜ?」


ライトが難しそうな表情で呟いた。


「確かにそうだが、その神社の人たちが結界を張っているとも思えない。

念のための依頼なんだろ?」


シオンもはぁーとため息混じりに答えた。


「さ、行くわよ!」


私の声と共に、私たち6人は勢いよく家を出た。