零「ちょっとぉぉぉぉぉぉ待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

椎「零?ってかなんでそこまでのばす?」

宝「元気いいね!まぁいいことだけどね?」

零「いや・・・その話聞いてしまって・・・その“生きられない”ってどういうことですか?」

宝「零君?」

椎「そういえば、零に言ってなかったのか・・・アルセもなんで言わなかったんだろ・・・・・」

零「教えてもらっていいですか?」

椎「うん。これは先生と学生警察に選ばれた中学生・・つまり私達のことだが・・・
まぁ、お前も怪異に憑かれてると言えばいいのか?それは皆同じだが怪異が憑いているのは
誰もが同じでは無い。」

零「皆が怪異に憑かれてるのは微妙に知っていましたが・・・その椎名先輩に憑いてる怪異が蛇なんですよね?」

椎「その通り。」

零「では、“生きられない”とは?」

椎「私は生まれつき心臓が弱かったんだ・・・だから保育園とかも行ける時は行ってたんだが
その都度にいじめにあっていた。まぁ手術とかやったけどあまり効果はなかった
そして、私が小学校6年生の時に入院してた病院を抜け出してある神社に行ったんだ。
でも、そこに行って見たのはいいが・・・」

零「?」

椎「蛇が大量にいた・・・しかも毒蛇な。」

零「えっ!」

椎「考えられないだろ?でな私の目の前にやたらとでかい蛇がいてな、その蛇に話かけられたんだよ。」

零「何を?」

椎「お前は怪異って知ってるか?」

零「!」

椎「びっくりだろ?でなその蛇は、どんどんと話掛けて来るんだよ私に。“お前は病人か?”
とかなんか質問をされてたようなもんだけど・・・」

零「それを答えたんですか?」

椎「無視するわけにはいかなかったからついな・・」

宝「だけどその蛇には・・どんな質問でも答えちゃ行けないんだ。」

零「?」

宝「もちろん話もね?してはいけないんだ。」