「…これがあたしの気持ちだ。」 しばらくすると勇太の唇から紗雪の唇が離れた。 「さ、紗雪…。」 「よし、もうすぐ出ないと映画の時間間に合わないから行くよ。」 「え、あ…えぇ」 「クスッ…勇太、ちょっと来てみ?」 紗雪は勇太を近くに呼び、耳元で囁いた。 「さ、紗雪!!」 「ん?」 「まだあと1年もあるけど、高校卒業したら結婚しよう!!」 勇太は顔を赤らめながら言った。