「そ、それはっ…」 いきなり呼び捨てにされてドキドキしてしまって冷静でいられない紗雪。 「紗雪、いとこに告白されちゃうし。」 「…」 「なんで気づかないかなー?普通わかるよ。紗雪、鈍感過ぎ。俺がどんだけ…。」 責められてるみたいに言われて少し苛立った紗雪だが、怒ると涙が出てしまう紗雪は少々涙目。 「~~っ。バカ」 「え?」 紗雪の小さな呟きは勇太は聞き取れなかった。