「クスッ…」 「瑞希?どうした、急に薄笑いして。」 「いや、なんでもなーい♪」 紗雪は気づいていなかった。 勇太が頭を撫でた所を見ていたことを。 瑞希がわざとそうしたのも。 瑞希は、紗雪が寝ている時にケータイの待ち受け、 『勇太♥紗雪ちゃん』 って書いてある写真を見て、勇太の顔を覚えた。