店は連日、いい調子でまずまずの客入があった。 オレは休みを取らず、忙しい毎日がうれしいとさえ思っていた。 …その日も閉店までは順調だった。 (これをブン投げれば、おしまいだ) 厨房内の重い生ごみを運びだした。 その日のゴミ捨て当番は、アズの友達、木村だった。