彼女は店長


キンさんがよく行くというショットバーは、バイト先の近くにあるショットバーと違い、ちゃんと飲ませる店だった。

オレはゴードンのジンライム、キンさんはジョニー・ウォーカーの水割りを取った。

朝まで開けてるという店内には、大雨にも関わらずポツポツとお客がいる。

落ち着いた店内のカウンターはキレイに磨かれ、バーテンダーのカッターもピシっとしている。

「バムさんはジン、好きだね」

「イギリスに生まれればよかったw」

「はははw」

「キンさんはカクテルじゃないんだ?」

「最初は、これで舌をリセットするんだ」そう言って水割りを飲む。