懐中電灯をぶん投げて体を反転。 もと来た道を全速力で走りだす。 追ってくる光と足音。 振り返ればあまりの眩しさに目が眩んだ。 「待ってくださいっ!」 後ろばかりを見ていたためにつまづいて転んだ。 足音が近づいてくる。