「ふぁーあ」

修学旅行明け1日目。

あくびをしながら家を出ると、

「よぉ。随分眠そうだな?」

舜夜が立っていた。

「朝っぱらから何だよ‥」

「話があったから、わざわざ
待っててやったのに‥」

わざわざって距離じゃないだろ‥
家、向かいなんだから。

「話って何だよ‥」

「紫音ちゃんの事で‥」

「紫音?!」

「お、やっぱり食い付きいいね〜」

「いいから、何なんだよ‥」

まさか、告白するとかじゃないよな?

「多分、いいお知らせ。」

「だから‥早くしろよ。」

「俺、紫音ちゃん諦めるから。」

は?