香奈の彼氏とも合流し、連れてこられたのは遊園地だった。あたしの彼、蓮君は優しくてあたしの入園料まで払ってくれていた。
「あ。蓮君お金…!」
「いいよ。千夏にお金払えさせないから。それと、俺の彼女なら、蓮って呼んで?」
「え…。れ、蓮?」
「そう。よく出来ました♪」
頭を撫でながら、キスをしてきた。小さな音がなって、静かに離れた唇になんだかあたしは恥ずかしくて、下を向いた。