「そう、押してもらったの。私に勇気与えてくれた。」 「・・そっか。」 小石を蹴飛ばしながらの2人の会話。 だって、そうでもしないと、 緊張解せないし・・・。 本当、心臓破裂すんじゃないかってぐらいバクバクいってる。 恥ずかしいけど頑張る。 だって拓也がくれたものだもん。 「翼、あのね?」 小石を蹴飛ばすのを止めた私は、翼と向き合う。 瞳と瞳の視線がぶつかる。