と、とりあえず。
今は本部に行かないと…。
気を取り直して、うちは葵君の後を追うようにして本部テントまで足をはやめた。
グラウンド内は人人人!!!
まさに人だらけ。
本部まで行くのも一苦労だよ…。
やっとの思いで本部まで着くと
そこには、先に着いていた葵君と
佐久間丸先生が居た。
葵君はやっぱり、ちょっと不機嫌?な感じ。
「いやいや。突然呼び出しちゃってごめんね~。」
悪びれた様子を全く見せずに
へらへらと謝る佐久間丸先生。
彼は一応、生徒の間では
イケメンということで通っていて
それなりに人気がある先生なのに…
そのどこか、なんでも適当にやってます。って感じのへらへらしたところが
うちは気に入らない。
むしろ、イライラするくらいだ。
「ほんとですよ。なんなんですか?渡したいものって?」
はやく絵美たちのところに帰りたいのに…。
そんな気持ちが出てしまったのか
いつもより、ちょっとキツイ言い方をしてしまったうち。
それに気付いたのか
「ごめんごめん。でも、多分蘭ちゃん喜ぶょーん。」
にこにこしながら言う佐久間丸先生。
その笑顔さえもイライラする。
だいたい、生徒のことをちゃん付けってとこもおかしいと思うし…。
言い出したらキリがない。
