昨日まで、友達と笑いながら歩いたこの道が、荊の道に感じていた。 靴を履き替え、教室へと向かった。 こんな紙切れに負けたくない。やめようかと、考えた。でも今やめたら、きっと私はくじけてしまう。逃げたら、毎日が嫌になる。 一度だけ、私に言う力を、勇気を下さい。明日から前のように穏やかな日々を返して下さい。 そう願いながら、教室へと入った。