今日のことを考えると、明日もきっと終わっていないだろう。 姫佳が許してくれるまで、いや、飽きるまで、私はきっといじめられる。 そう考えると胃が痛くなった。なんとも言い難い感情が込み上げる。 気が付くと、涙が頬をつたっていた。 理不尽な姫佳に腹が立つ。 今まで友達だと言っていたのに、救いの手をだしてくれない歩たちに腹が立つ。 我関せずのクラスメイトに腹が立つ。 何より理不尽だと分かっているのに、言い返せない自分に腹が立つ。