「えっ?」 急に言われて私は戸惑っておろおろした。そんな私を見かねた先輩は「ほらっ」と言って、ぐいっと私の腕を引っ張って先輩の横に無理矢理倒した。 「痛っ」 「あはは」 少しぶつけて痛い頭とひんやりする背中が少し気になりつつも、つぶっていた目を開けた。 こんな風にまじまじと体育館を見上げたことなんて今まで一度もなかった。