あなたに出会えて


「はいっ」

 急に名前を呼ばれて声が裏返った。

「やっぱりねぇ。ここ薄暗いから顔見えにくいや。下りておいでよ」

「え、あ、はい」

 立ち上がり、スカートの裾を直しながら階段を下りた。

 なんで先輩がこんなところに居るんだろう。

 一階に着き、ゆっくりと元基先輩に向かって歩く。先輩はまた寝転がっていた。

「いらっしゃい。何してんの?こんなところで」

 横たわっている先輩の隣に座り込んだ。