何の躊躇もなく、久美は私の背中を蹴りつけた。そして笑った。嘲笑うように、おもちゃで遊ぶ子供のように、私を蹴りつけた。 背筋がぞくぞくとする。どうしてこんなことが出来るの。 私が手首を切ったことに気付かなかったら、歩も同じようなことしたんだろうか。 私はずっとこんなことをされ続けるんだろうか。意識が遠くなりそうだった。もう帰りたい。学校になんて来たくない。そうすればこんなこと、二度とされない。