あなたに出会えて


「えっ、い、や、あの・・・。」

 久美は足を離し、急におどおどし始めた。

「何してるのって聞いてるんだけど。」

 この声聞いたことある気がした。でも、トイレの個室に入っているから入り口の方が見えない。

「と、友達が気分が悪いって言うから、一緒にトイレにっ。」

「そう。授業始まるから戻ったら?その子保健室にでも連れてっとくから。」

「えっ、いや、あの。」

 久美はなにか言いたそうにしていた。

「早く行けよ。」

「あっ、はいっ。」