応接間に通されて、俺は透真社長に事情を説明。


「…一応、俺があの絵画は譲り受けたけど、本当にいいのか?奥様の身内だろ??」



「犯罪は犯罪ですから…」


杏里は迷っているけど。
俺は強気で返した。



「知り合いの鑑定士を呼んで、贋作か否か…確かめてからの話だな…」



「ありがとうございます!社長」



「・・・」



「社長も1年前よりも…社長としての貫禄が身に付きましたね…。それに美古さんと言う伴侶をもらい、何だか若々しくなられた」



「…栗原…一言言っていいか?」


「何ですか??社長」