「結果は??」

「もったいぶらずに言え!!洋貴」


桜庭先生と厚保也さんの方が興味深々。


「うるさい!!」


「どっちですか?」


「外野がうるさいから…こっちだ」


休憩室を出て、診察室に私を連れ込む洋貴さん。


「……そんなの俺の顔を見れば分かるだろ?杏里」


洋貴さんの顔は満面の笑みを私に向ける。


「…」


背後に回って抱き竦めて…私の下腹部を優しく撫でる。


「初夏までには生まれるかな?後で…産婦人科に行くぞ」

そう耳元で囁き、軽く耳朶を甘噛み。


「くすぐったい…」