お姫様と8人の王子様

そして次の日、母さんと父さんどこかに連れて行かれた

ここが親戚の家?

だとしたら、俺は本当に“捨てられるんだ”

夢であってほしかった。

でも、これは夢じゃない。現実だ。

いつの間にか父さんと母さんはいなくなっていた

父さん母さんさよなら―…

まだ小さかった俺には、早く理解するけとは出来なかった

だけど、親戚の人達に“同情”の目で見られる

あの子は両親から捨てられた。可哀想だ、って言っているような目だった

俺は可哀想なんかじゃない

同情されるのが嫌だった俺は、そんな目で見られた時は、必ず笑顔をみせた

俺は笑ってられる。

そう思うことで捨てられた現実から逃げたかったんだと思う





修一side end