最強キングと最強クイーン




「いくら喧嘩が強くても心が強くなきゃ意味がない。
どんなことがあっても折れない心の強さがなかったらいけない。
優羽が生きてるその世界でも一緒。

喧嘩だけが強いものについていくのは違う。
心の強さがあるものについていくものよ。」



「……」



「優羽にも分かるでしょ?
今までの歴代の幹部のみんなは下のみんなから信頼が厚くて、どんな抗争であろうとついてきてくれた。」


「うん…」



「それは心の強さがあったからこそ。

折れない心が、真っ直ぐな心がみんなを惹き付けたのよ」



折れない心…。
真っ直ぐな心…。



「今は自信がなくてもいいの。
先代がどんな大きなことを成し遂げたからといって、優羽達はそれを越そうとしなくてもいい。

心の強さを持って自分を見失わなければ、みんなはちゃんとついてきてくれるから。

これからも強くなっていけばいい。」



そう言って、ママは自分の胸を軽く叩いた。