『うん』




嬉しそうな声が聞こえる。




もう躊躇わずに幸せになりに行こう。




そして、僕を救ってくれた空色の瞳の女の子を大切にしよう。




「優羽、ありがとう・・・」




世界中でたった1人の僕の父さんは残酷な人だった。




そんな父さんが嫌いでも好きでもなかった。




でも、確かに、僕の幸せを願ってくれた人だった。




そんな父さんに僕は泣いた。




それだけでもう、いいんだ。




優羽という女の子に出逢えた今、僕はまた歩き出す。





そして、僕は風都達と出逢った───・・・。