───・・・パタン、とドアを閉めると、空虚に感じる空間が広がっていた。 靴を脱ぎ、テーブルの前のイスにそっと座る。 辺りを見渡すと、もう僕の私物と家具しか残っていなくて、キリッと胸が痛んだ気がした。 目の前のテーブルには父さんが置いていった通帳。 ジッとそれを眺めていると、カサ、と力を込めた僕の手から音が鳴り、ハッとなる。 手を開くと、中には優羽のメアドと番号が書かれた小さな紙。