最強キングと最強クイーン




「───・・・僕、帰るね」




そう口にした時には太陽がもう上の方に昇っていた。




「そっか」




「うん」




優羽と繋いでいた手をそっと離し、立ち上がると、優羽も僕と同じように立ち上がった。




「・・・ありがとう」




そっと小さく、その綺麗な空色の瞳を見て笑う。




これから僕はどうなるのかわからない。




でも、今日ここで優羽という女の子に出逢えたことで、何かが違って見えるような気がするんだ。




「・・・・・・バイバイ」




もう一度目を細めて笑い、僕は優羽に背中を向けて歩き出した。