最強キングと最強クイーン




それからまた僕達の間に会話はなかった。




ただ、朝を迎えているのか、明るくなっていく世界をジッと2人で過ごした。




僕の左手を優羽の右手が包み込んでいて。




温かい・・・。




人の体温ってこんなにも温かいものだったんだ。




その温もりを忘れないように、僕はほんの少しだけ握る手に力を込めた。




すると、優羽も優しく握り返してくれて、あまりの優しさに止まっていた涙がまた溢れそうになった。