「・・・え・・・」 ふわっと暖かい温もりが僕の手を包んだ。 すぐに女の子が僕の手を握っているんだと把握した。 「・・・な、に」 驚いて女の子を見る。 手を振り払えばいいのに、振り払えないのは直に伝わってくる女の子の温もりに戸惑ってしまっているから。 女の子の手は寒い夜でも温もりがあって、あまり温もりを感じたことがない僕にはどうしたらいいかわからない。 「・・・あったかいでしょ?」 ふふ、と女の子が僕に微笑む。