なんだ・・・?




ゆっくりと廊下の角を曲がると千歳の後ろ姿が見えた。




千歳の目の前には驚いた顔で尻もちをついている天王寺。




しばらくその様子を見ていると、天王寺が顔を真っ赤にして慌ただしく去っていった。




ああ・・・あの女面倒くさそう。




ため息を吐き、俺は立ち上がった千歳に近づいた。