「お前・・・」



眉を寄せる風都を見て、ニコッと笑う。



「風都だってわかってるよね?」



「・・・・・・」



「僕がどれだけ優羽に助けられたか」



「・・・・・・」



「風都のことも大好き。みんなのことも大好き。
でも、やっぱり僕の中では優羽がすべてのものの中で一番なんだ」



真っ暗闇の中にいる僕にとって、優羽は光だったんだ。



「だからさ、風都・・・わかって・・・?」



僕はもう失いたくない・・・・・・。