「風都」 お兄ちゃんの名前を呼んで、オレンジジュースの缶を投げた太一。 「ああ」 それをパシッと右手で受け取ったお兄ちゃん。 「ほら、優羽も」 「え?私のもあるの?」 「ああ」 「でも、私が来るの知らなかったのに何で……?」 「ああ…それは…」 チラッとお兄ちゃんを見てニヤニヤと笑う太一に首を傾げる。