「な、なあ…風都〜」



「あ゙?」



「ひぃ!何でもありません!」




微かな悲鳴を上げた太一は、バッと俺から離れて行った。




「む、無理無理無理無理!怖すぎるって!」



「はぁ…まったく風都のシスコンには困るなぁ」




呆れたように呟く琴の言葉を無視する。