最強キングと最強クイーン




「どうやってここに来た?」


「アオ、今にも倒れそうに頭を押さえながら来たんス。歩くのも辛いはずなのに…」



アオの変わりに近くにいた下っ端が答えてくれた。



「そうか…」



「すみません…俺…」



「大丈夫だ。よくやった…」


一人で必死に戦ったんだな…。



一人で手放しそうな意識を保ってここまで来てくれたんだな…。



しゃがんでアオの目をジッと見る。



「よく頑張ったな…」



そう伝えると、アオは殴られてできたアザや切り傷の痛みをこらえながら、うっすらと笑みを浮かべ、必死に保っていただろう意識を手放した。