「瞬斗を笑うからや!」



私はプイッと6人から目を逸らし、煙草を口に銜え、火を点けた。

瞬斗はテーブルに肘を突いて私を見ている。

私は瞬斗に横から抱き着き、銜え煙草。



「翼も瞬斗もキャラちゃうで;;」



そんな私たちに、聖が苦笑している。

けど、“キャラ”じゃなく、これは私の本当の姿だと思う。

豹に恋をしてなかった私に、こんな甘えたい、くっつきたいという感情がなかったから。

瞬斗には、聖以上に甘えられる。

それはきっと、瞬斗が彼氏として大切だから。

聖は家族、弟として大切。

感覚が違うんだ。