「瞬斗、ホンマ大好き」



「もう言うな!;;」



瞬斗は私の目を自分の手で隠す。



「「「『ブハ――ッ!!』」」」



また笑い始めた聖たち。

きっと瞬斗はみんなを睨んで居るだろう。

けど、赤い顔で睨まれたっても怖くないのか、笑い声は瞬斗の恥ずかしさが消えるまで、裏庭に響いて居た。



「…煙草」



瞬斗は私の顔から手を離すと、ベンチへと行く。

聖や航たちがお腹を抱え、瞬斗を追う。

私はベンチに仲良く並ぶ6人の頭を叩き、瞬斗の隣に座った。



「何すんねん、翼」




本気で叩いた為、聖以外は私に叩かれた部分を擦り、俯いて居る。