「しかしあれだな。瞬斗はNo.1総長。翼は女子高生No.1。飛鳥はNo.1会社の息子。聖は成績No.1。俺、哲司、航は取り柄なしじゃねぇかよ」



峡がつまらなそうに言う。



「私と聖のは全国規模じゃないやんか;;」



「1位になったヤツがガタガタ言うな!」



「…さーせん;;」



私のフォローは虚しく、峡は拗ねた。

哲司と航は気にしてないのに、何でこいつだけ;;

私たちは峡に呆れながら、自分の席に戻り、平塚先生が来るのを待つ事にした。

チラッと峡を見れば、聖の横の席で、クッキーを盛り食いしていた。

途中で会話に参加しなくなった準は……爆睡していた。