飲み初めて2時間だ経った頃、ゆっくりではあるが久しぶりのアルコールで多少、酔いがまわっていた。 「若月さんの今日の門限は?」 「終電に間に合えば。」 「じゃあ、まだ2時間くらい大丈夫ですか?」 「うん…まあ…。 ギリギリまでこの店にいる?」 「少し気分転換に違う店に行きませんか?」 「いいけど…」 ニッコリ笑った彼の背中について歩いても 酔っ払っててるせいで、身体がふらつく。 やっぱり、もう帰れば良かったかも…。